アメリカ国内で発表された調査によると、8割以上のティーンエージャーが枕元に携帯電話の電源を切らずに置いて眠ってることが明らかになったんですって。
私なんて、寝る前は携帯の電話メールも着信音は鳴らないようにして、バイブも消してあるぐらい、睡眠中ぐらいゆっくりさせてよ、なんて感じなんですがねぇ。
本当に緊急の用事だったら固定電話にかかってくるだろうし。
とにかく、そんな状態では「日中の疲れを取って学習能力を回復させる上で欠かせないステージの睡眠が、枕元でのケータイメールの使用によって妨げられており、子どもたちの脳に悪影響を及ぼしている」そうで、人生の中で、最もよく動いてよく休んで身体の基礎作りをしなきゃいけない時期にこんな状態では、先々の健康状態が心配ですね。
だいたい、そういった携帯依存症的なティーンエイジャーが、夜中に床に就いてから朝起きるまでに送受信する携帯のメールやメッセージの平均は33.5通で、しばしばメールの着信で睡眠が妨げられているそう。
しかも、寝る時でさえ携帯の着信音を消せない理由を聞いてみたところ「別に好きで夜中に枕元の携帯電話でメールをしているのではなく、もしすぐに返信するのが遅れたりしようものなら、仲間ハズレにされかねないので仕方なくしている」だって…
もちろん、日本でも同じような状況なんでしょうねぇ。
もしかしたら、集団的行動を好む日本人ですから『仲間ハズレにされるかもしれない』といった不安は、個人主義のアメリカ人以上にこの傾向は強いのかもしれません。
どんなものでも、そのメリットデメリットがあるものですから携帯電話が一概に悪いとは言えませんが、健康に害を及ぼすほど振り回されるのはいかがなもんでしょう?
本当は、携帯電話の弊害というよりも、そんなことぐらいで『仲間ハズレにされるかもしれない』という不安に感じてしまう状況のほうが、大きな問題なんでしょうね。
《ケータイメールに夢中で寝不足の若者たち...一晩で平均30通超も普通という時代に!》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000305-giz-ent